人気2頭の評価はハッキリ分けました~マーチS予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。日曜日の中山メインはダートの中距離重賞マーチSです。日曜日の中山は降雪の影響も心配されますね。
まさか3月末になって雪の心配をするとはね……。ここは軸には自信があるからあんまり順延になって欲しくないんだけど……。
そうなんですか!では早速予想をしていきましょう。
過去5年時計&ラップタイム
2019年:サトノティターン:1.52.3 12.7-11.4-12.9-12.9-12.6-12.1-12.4-12.3-13.0(良) 49.9-49.8
2018年:センチュリオン:1.52.1 12.4-11.5-12.5-12.9-12.4-12.6-12.6-12.4-12.8(良) 49.3-50.4
2017年:インカンテーション:1.52.0 12.7-11.7-12.2-12.1-12.0-12.7-12.3-12.5-13.8(稍重) 48.7-51.3
2016年:ショウナンアポロン:1.52.7 13.1-12.1-12.9-12.9-12.3-12.1-12.2-12.1-13.0(良) 51.0-49.4
2015年:マイネルクロップ:1.52.7 12.5-11.4-12.5-13.2-12.3-12.6-12.7-12.5-13.0(良) 49.6-50.8
※見方…年度:勝ち馬:勝ちタイム ラップタイム(馬場) 前半4F‐後半4F
☆傾向
①前傾、後傾は(特に良馬場の場合)どちらとも言えないが、少なくとも東京ダートのようなスピード優先ではなく、時計のかかる馬場でも対応できるパワー優先のレース。
②最初の2Fが先行争い先行争いでペースが上がり、次の2Fでペースが落ち着き、残り1000m~800m地点でペースが上がった後は持続力でどれだけ踏ん張れるかと言うイメージ。
③パワーを要する馬場と言えども13秒台を超えるようなラップがほとんどないのは重賞らしいレベルの高さをうかがわせる。裏を返せば中山ダート1800mで13秒台無しのラップで実績のある馬は大きな買い要素となるかも。
人気2頭の評価はスパッと分ける!
このレースはダートで複勝圏内を外したことがないスワーヴアラミスと、フェブラリーSで厳しい流れを先行し5着と粘ったタイムフライヤーが人気しそうですが、これらの馬はいかがですか?
うん。その2頭については評価をハッキリと分けた。スワーヴアラミスの方は本命で、タイムフライヤーは無印としたよ。
なるほど。ではスワーヴアラミス本命の理由を伺っていきましょう。
端的に言えば、「強いから」に尽きる。
本当に恐ろしく「端的」ですね。もうちょっとちゃんと説明してください。
前々走のポルックスSは2番手からレースを進め直線だけで4馬身差をつける圧勝。ラップも前半かなりスローだったとはいえ後半5Fが12.1-12.2-12.4-12.1-12.4と全て12秒台前半と優秀なもの。
前走のアルデバランSはロードレガリスには半馬身及ばなかったものの外から捲られながら最後まで抵抗し2着を確保。3着には5馬身差をつけていた。ラップもポルックスSと同じく後半4Fが12.3-12.1-11.8-12.4と全て12.4以内の上、全体を通して13秒台のラップが一度もない。
ロードレガリスは今後のダート交流G1路線で活躍が期待される馬だけど、この馬も間違いなくその戦線に乗ってくる馬だと思うよ。アルデバランSは上の「傾向」にも合致するラップだしね。
なるほど。ではタイムフライヤーを買わない理由は何ですか?前走はハイペースで前潰れのレースで唯一先行して5着と言ういかにも館山さんが好みそうなレースだったんですが……。
確かにね。ただ、この馬がダートで人気より上の着順に来た武蔵野SとフェブラリーS、ともに東京マイルのレースなんだよね。
東京のダートって特に1600m以下だと上がりに11秒台が出てくるようなレースも多く、ダートとしてはどちらかと言うとスピードが優先されるようなコースだと思うんだよね。
それに対して中山コースは過去5年のマーチSのラップを見てもわかる通り重賞レベルのレースでも上がりに11秒台が出てくることなんてほとんどない。パワーが必須のコースなんだ。
タイムフライヤーは芝の時は血統的にもある程度「パワータイプ」として認識されていたかもしれないけど、それはあくまで芝での話。現状ダートでは「スピード寄り」の馬場で結果を出してきている。
人気になってる理由がそのスピード寄りの馬場で示した結果なのだとしたら、パワー型の中山で行われる今回のレースでは危うい存在だと思うよ。
相手はどの馬を選ばれましたか?
相手は1800m以上のレースでテンの1F以外13秒台がないラップで実績(勝利orオープン2着)のある馬を優勢としたよ。
該当馬は
サンマルデューク:2014年花園S:7.0-11.5-11.7-12.7-12.4-12.5-12.5-12.7-12.6-12.8(良)
ルールソヴァール:2017年みやこS(2着):12.0-11.2-12.3-12.3-12.3-12.6-12.1-12.4-12.9(良)
コマビショウ:2019年平城京S:12.3-11.3-12.3-12.7-12.9-12.7-12.4-12.0-12.3(重)
テルペリオン:2017年2勝クラス:12.2-11.0-12.5-12.3-12.5-12.6-12.9-12.4-12.5(不良)
リアンヴェリテ:2019年北山S:12.6-12.1-12.2-12.1-12.3-12.4-12.5-12.9-12.7(稍重)
ワイルドカード:2017年姫路特別:12.9-11.0-12.8-12.5-12.5-12.6-12.3-12.5-12.6(良)
メイショウスミトモ:2016年ラジオ日本賞:12.5-11.2-12.4-12.4-12.0-12.3-12.8-12.1-12.9(稍)
ナムラアラシ:2018年アルデバランS:7.2-11.1-11.7-12.9-12.8-12.4-12.3-12.1-12.5-12.9
の8頭。ただ、見てもらえるとわかると思うけどほとんどの馬が2年以上前なんだよね。正直、アテになるかは微妙なところ。コマビショウなんかは良さそうだけど……。
印
◎12スワーヴアラミス
〇7コマビショウ
▲16ナムラアラシ
△9リアンヴェリテ
✕13アシャカトブ
☆2クリンチャー
買い目
馬連(流し):12-7,16
3連複(フォーメーション):12-7,16-7,16,2,9,13
3連単(フォーメーション):12→7,16→7,16,2,9,13
ずばり、自身の度合いはいかほどでしょう?
スワーヴアラミスの軸とタイムフライヤーにこのレースの適性がないという事に関しては☆☆☆くらい自信があるけど、ヒモは正直「これや!」って言える馬はいないから総合すると☆☆くらいだね。
※自信度の目安
☆☆☆…家宝を質に入れてでも買うってくらい自信あり。どーんと大勝負。
☆☆…それなりの自信度。大勝負はしないけど、ちゃんと馬券を買い忘れないようにしたい。
☆…あんまり自信なし。場合によっては撤退(見)も視野に入れる。