天皇賞の穴馬発見⁉~阪神大賞典回顧~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今日は阪神大賞典の回顧記事です。

時計&ラップタイム&総評

勝ちタイム:3.03.5 ラップタイム:13.2-12.2-12.3-12.2-12.7-12.4-12.2-12.4-11.6-11.7-11.9-11.9-11.8-12.0-12.5 前半5F‐中盤5F‐後半5F:62.6-60.3-60.1

圧倒的1番人気を背負っていたキセキがスタートでまさかの大出遅れ。いきなり波乱含みのスタートとなる。

京都大賞典勝ちのドレッドノータスが先手を取る形で最初の1000mが1.02.6。ここからペースは落ち着くものと思われたが、外に出したキセキが暴走気味に先頭に並びかけるとタイセイトレイル、ドレッドノータスもこれにつられてペースアップ。中盤に息の入らない流れが形成される。

ドレッドノータスは3コーナーで苦しくなり、タイセイトレイル、キセキも4コーナーではお釣りが残っていない状態。直線は差し馬の出番となる。

ここで抜け出したのがユーキャンスマイル。岩田康誠騎手の真骨頂ともいえるイン突きで馬群をこじ開けて差し切り勝ちを決めた。

ユーキャンスマイルはイマイチ強さを感じない、が…。

勝ったのは昨年秋のG1でも4着、5着と健闘したユーキャンスマイルでした。

この馬はねぇ、何となく「強さ」を感じないんだよねぇ~。直線の伸びがキレッキレって訳でもないし、ハイペースを自分で動いて勝ち切るほどの持続力を見せてるわけでもない。

今回のレースも着差だけ見れば完勝だけど、岩田騎手のイン突きが上手くハマった面もあると思うんだよね。

おやおや、厳しい評価ですね。

いや、そういうわけじゃない。実はこの感覚前にも味わった覚えがあると思ったら、父キングカメハメハ×母父ダンスインザダークと言う血統構成がユーキャンスマイルと同じラブリーデイだった。

あの馬も俺っちはずっと「いや、そこまで強くないやろ」と思ってるうちにG1を2勝するという苦い思いで上がる馬。勝負服まで同じだし、実はこの馬もそれくらいの力は秘めてるんじゃないかと思うんだよね。

という事は天皇賞春でも?

当然有力馬の一頭になるだろうね。

キセキは買いづらい馬になっちゃったな…

一方、1番人気のキセキは出遅れた上に引っかかって最後は失速と言うチグハグな競馬で7着と大敗してしまいました。

うーん。この日の走りを見るとちょっと買いづらい馬になっちゃったね。

能力的には間違いなく高いものを持ってるんだけど、出遅れたり暴走したりで精神的な課題がモロに出てしまった結果。「適性があるのか」とか「実力があるのか」以前に「ちゃんと走るん?」って言う不安がつきまとうレースになっちゃった。

予想する上で他の馬がある程度気にしなくて良い所にハードルが1つ増えたようなもんだから、よっぽど買い要素がないと馬券の検討には入れたくないかなぁ~。

天皇賞の穴馬発見!かと思いきや……

他に気になった馬はいましたか?

6着のタイセイトレイルは気になったね。ドレッドノータスの2番手につける競馬をしていたんだけど、外からキセキに突っつかれたことによって早いうちから脚を使わされる形になってしまった。

そんな形になりながら、残り100mまでは2着争いに加わってたわけだから負けた馬の中では相当強い競馬をしていたと思うよ。

春の天皇賞は高速馬場で行われる上に直線も平坦。坂の下りを利用して加速すればゴールまで惰性で粘りこむことも十分に可能なコース形態だから今回のレースより粘りこむことはかなり容易になる。逃げ残りの一発があってもおかしくないと思うよ。

なるほど。でも陣営のコメントによると、次走はメトロポリタンSに向かうようですよ。

……………、マジで。(´・ω・`)

まとめ

1着 ユーキャンスマイル

◆「強さ」の裏付けが掴みづらい馬。ただ、それは同配合のラブリーデイと同じ印象。俺っちが裏付けを見つけられないだけで「強い」のは間違いない。

◆現状天皇賞の想定メンバーを見る限り、有力馬の1頭と数えられるべき馬。

6着 タイセイトレイル

◆早めに1番人気につつかれるかなり厳しい競馬をして、それでもなお残り100mまで2着争いに加わる濃い内容の6着。

◆天皇賞春でもこの競馬が出来れば面白い存在になると思うんだけど……、今からでも出るって言ってくれないかなぁ~。

7着 キセキ

◆力負けじゃないだけに厄介な負け方。

◆今後は適性、能力以外に「精神面」を考慮しなくちゃいけないとなると馬券は買いづらい。言ってしまえばこの馬だけハードル、篩(←ふるいってこんな漢字書くんや!)がひとつ増えたことになるからねぇ~。