天皇賞よりスタミナがいりそうなレース⁉~日経賞回顧~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。今日は日経賞の回顧です。
時計&ラップタイム&総評
勝ちタイム:2.32.9 ラップタイム:6.9-11.2-11.7-12.9-12.6-13.2-12.7-12.0-11.3-11.8-12.4-11.7-12.5 最初の1F-前半6F-後半6F:6.9-74.3-71.7
ヤマカツライデンとソウルスターリングがスタートからポンと先手を取る形。1週目向こう正面までは比較的ゆったりと流れていたが、残り1200m辺りからソウルスターリングが早めに進出を開始、それを見て3コーナーではスティッフェリオとエタリオウが、4コーナー手前からミッキースワローとモズベッロが捲ってくる形。
直線は外から捲ってきたミッキースワローとモズベッロ、スティッフェリオの3頭の争い。外に寄れながらも最後まで手ごたえが衰えなかったミッキースワローが後続の追撃を振り切って勝利。2着にはモズベッロ、3着にはスティッフェリオが入った。
上がりのかかるG2~G3では安定勢力になったミッキースワロー
勝ったのは重賞3勝目となったミッキースワローでした。
この馬は去年から極端なスローペースで上がり勝負になったエプソムCを除くと、重賞で2着、1着、2着、3着、4着、1着と安定して結果を出し続けている。特に上がりのかかるレースやパワーを要する競馬場ではほぼ確実に来るイメージ。G2、G3の安定勢力と言って差し支えないだろうね。
では、G1となる天皇賞ではどうですか?
うーん。能力的には現在出走を想定されてるメンバーに入っても、決して見劣るものではないけれど、高速馬場への適性と言う意味では適性とはちょっとずれるかなと思う。
それに高速馬場だとどうしても前々で競馬する方が有利になりやすいから、脚質的にも天皇賞は「ちょっとズレてる」って言うイメージだよ。
4戦連続本命で、今回は2着のモズベッロについてはいかがでしたか?
直線でミッキースワローに外に寄られたのが響いたけど、今回も2着と好走。早めにペースが上がる持久力勝負になって上がりがかかるレースになるとこの馬は本当に走る。持久力とパワーは折り紙付きだよ。今後も東京以外の2200m以上のレースならコンスタントに成績をおさめるんじゃないかな?
こちらは天皇賞ではどうでしょうか?
こちらも高速馬場適性が問題だろうね。上がりの速い展開になるとスタミナ以外の部分も重要になってくるからね。
今年の長距離重賞は「スタミナ」を問われる見応えのあるレースが多い
さて、天皇賞まであと1か月余りとなりましたが、天皇賞で良さそうな馬と言うのは見えてきましたか?
うーん。どうだろう。未だ霧の中と言うのが正直なところだよ。
と言うのも今年行われた2400m以上の長距離重賞は全て馬場が悪かったり、ペースが早めに上がったりで本当の意味で「スタミナ」を問われるレースが多かったと思うんだ。
ただ、春の京都開催で行われる天皇賞は例年高速馬場になりがちで、最重要資質が「スタミナ」とはなりにくいと思うんだ。だから、これまでに行われた長距離重賞の結果がそのまま直結するとは限らないのが難しい所だと思うよ。
これまでの長距離重賞は確かに馬場が特殊なレースもありましたからね。
いや、馬場が特殊なのはどっちかと言うと春の京都開催の方だろ。あの馬場で予想するのはなかなか骨が折れると思うよ。
まとめ
1着 ミッキースワロー
◆去年から重賞でもペースが極端にスローだったエプソムCを除き大崩れしておらず、特に上がりのかかるレースではG2、G3の安定勢力と見ていいだろう。
◆天皇賞も悪くはないが、脚質的に本命はないかな。
2着 モズベッロ
◆早めにペースが上がり、上がりがかかる持久力とパワーを要する競馬なら本当に強い。
◆こちらも天皇賞では高速馬場への対応力がカギになる。