特殊な馬場は覚えとけ~10/31,11/1振り返り

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。世間ではアメリカ大統領選のニュースが流れていますね。

切り札と梅田の戦いだね。

いや、無理に日本語に直さなくてもいいでしょ!って言うか梅田(バイデン)って……。

まぁ、どっちが勝とうが「それでうまいことサイン馬券成立せんやろか」くらいしか考えることないんだけどね。

本当に館山さんに”インテリジェンスな話”は似合いませんね。

さぁ、バカなこと言ってないで10/31,11/1の振り返りをはじめていきますよ。

気になった馬紹介

土曜東京9R 昇仙峡特別 1着 ヒロイックテイル

このレースの勝ち時計2.09.5は2003年の新装以降行われた2勝クラス、良馬場の東京ダート2100mで最速。ハロンタイムを見ても前半から11.0-12.0-12.2-12.2-12.2-12.1-12.4-12.4-12.8-13.2と道中ほとんど緩みのない流れ。前半1600mの通過タイムは大体1.37.3と推測されるがこれは1600mのレースの勝ちタイムと比較しても遜色ないもの。そんな流れを先行して押し切ったこの馬の勝ちっぷりは称賛に値する。

これまでダート長距離を主戦場にしてきているが多少距離が短くなっても対応できるだけのスピードを持っている。

土曜東京9R 昇仙峡特別 8着 ネクストムーブ

土曜東京9R 昇仙峡特別 11着 ヴォートルエロー

前述のレースで残り400mまで2着争いに残っていたのがこの2頭。最後は脚が上がってしまったがこのペースについて行ったのだから致し方ない。1700m地点でのタイムは1.44.0を切っておりこのタイムなら2勝クラスは突破できる水準の時計。濃い内容での負け方で次走十分に狙いが立つレベル。

土曜東京12R 古馬1勝クラス 1着リュウノゾロ

土曜東京12R 古馬1勝クラス 2着トリプルシックス

このレースのラスト400m~200mにかけてのハロンタイムは11.1。いくら前半多少緩かったと言ってもダートでこのハロンタイムは驚異的と言って良いほど優秀。この区間に高速を引き離した2頭のダートでのスピード能力の高さは目を見張るものがある。

ただし、これだけのスピードが出せると言う事はパワーが必要な中山のダートだと逆に足かせになる可能性も高い。リズムとしては東京ダートで買い、中山ダートで消し、のイメージが良さそう。

日曜東京2R 2歳未勝利 1着 プロバーティオ

勝ちタイムの1.24.7。良馬場の同距離2歳戦で勝ちタイムが1.25.0を切ったのは2008年以来12年ぶり。この週の東京ダートは全体的に時計が速い傾向にあったとはいえこの時計で勝ったことは評価できる。

内容もスピードで他の馬を寄せ付けない完勝で上のクラスでも楽しみな存在。

パワータイプではなさそうなので東京ダートで狙いたい。

日曜東京2R 2歳未勝利 2着 スズノナデシコ

上記プロバーティオの未勝利戦の2着馬。プロバーティオには敵わなかったがテンの1Fのスピードだけなら勝ち馬を上回っていたように見えたし、後続の馬に対しては終始スピードで寄せ付けない競馬だった。東京開催のうちにもう1戦未勝利戦を走るのであれば確勝級だろう。

日曜東京4R 2歳新馬 1着 グレートマジシャン

勝ち時計の1.48.6は2003年の改修以降に行われた東京芝1800mの新馬戦で最速。この条件の新馬戦は勝ち時計の速さとその後の活躍の度合いが必ずしも比例するわけではないが、直線で外から並びかけられてからさらに伸びたラスト2Fの末脚は際立っていた。クラシック戦線に乗ることを期待してもいい馬だと思う。

日曜東京4R 2歳新馬 2着 レッドロワ

上記グレートマジシャンの新馬戦の2着馬。上がり3F33.4と言う数字は上がり順位2位の勝ち馬グレートマジシャンの34.0より0.6秒速く群を抜いている。

パワータイプには見れないがそれでも芝の未勝利なら確勝級だと思う。

日曜京都8R 古馬2勝クラス 1着 シルヴェリオ

4回京都開催の芝は全体的に時計がかかっていたために芝1600m以上のレースで「ラスト3F内に11.5を切るラップが2F以上ある」レースはこのレースとクリスティが勝った芝1800m戦の2戦のみ。内容的にも直線はほぼ流しての8馬身差圧勝で良血馬にやっと実が入った印象。昇級戦だけでなくもっと上のクラスでも活躍できそうな馬。

日曜京都9R 北國新聞杯 5着 メイショウドウドウ

この週の京都芝コースは直線ほとんどの馬が外に出し、かつ外差しが決まるほどトラックバイアスが強かった馬場。そのあおりを最も受けたのはこの馬と言う気がする。

道中内で脚を溜める競馬をして直線は内に進路を選択。一瞬伸びかけたが、最後は外の馬に伸び負けてしまった。

それでも再度芝に舵を切って2戦目でこの内容で走れたのは収穫だと思う。次走同クラスで人気がないようであれば十分に狙える1頭。

日曜11R カシオペアS 2着 ボッケリーニ

この馬もメイショウドウドウと同じく内を通った馬。パトロールビデオを見るとそれほど内でもなかったけど(笑)、それでもトラックバイアスの強い馬場状態で内を通って外の馬に劣らぬ伸びを見せたのは評価できる。長く良い脚を使え馬場も苦にしないので、極端な切れ味勝負にならない限りはG3クラスの競走でもコンスタントに結果を残しそう。