「順張り」か「逆張り」か~ターコイズS予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。季節もすっかり冬になってきてコロナの感染者もまた増えてきていますね。
しっかりマスクとか手洗い・うがいで予防しておかないとね。
でもたまに「コロナなんてただの風邪」「マスクなんてつけなくてもいい」と言う人もいますよね。なんでも「コロナウイルスはマスコミの情報操作」だとか。
うーん。ぶっちゃけそれって単に「順張り」か「逆張り」の違いでしかないよね。いわゆるギャンブラーの誤謬と一緒。
ギャンブラーの誤謬ですか?
例えば、ルーレットで5回連続で赤が出たとする。「順張り」の人は「次も赤が出るだろう」と思うし「逆張り」の人は「こんだけ赤が来たんだからそろそろ黒が来るだろう」と思う。
でも、6回目に赤が出るか黒が出るかは独立した事象であって、「その前に何回連続で赤が出たか?」はその事象の起こりやすさとは全く関係ない。
これと同じように「マスクをしない人」って結局その根拠をマスコミを「信じない」って言う逆張りをしてるだけで、それってテレビに流されてマスクしてたりする人と根っこは同じ思考なんだよね。だから俺っちは「バカみたいなこと言ってんなぁ~」としか思わない。
と言うか「ただの風邪」であっても風邪”気味”程度で3日くらいローテンションで過ごさなきゃいけないし、罹りたくねぇっつうんだよ。
まぁそうですよね。
「順張り」「逆張り」と言えば、今日予想するターコイズSも「5年連続該当するデータ」があって、今年それに乗っかる「順張り」をチョイスするか、あえてそれに逆らう「逆張り」をチョイスするかは予想の重要なファクターのひとつだと思うよ。
なるほど、では今日のターコイズS予想は「順張り」か「逆張り」かを中心に考えていきましょうか。
過去5年時計&ラップタイム
2019年:コントラチェック:1.32.2 12.4-10.5-11.0-11.5-11.9-11.8-11.1-12.0(良) 45.4-46.8
2018年:ミスパンテール:1.32.7 12.3-10.8-11.1-11.3-11.5-11.8-11.7-12.2(良) 45.5-47.2
2017年:ミスパンテール:1.34.2 12.5-11.6-11.8-11.8-11.8-11.7-11.2-11.8(良) 47.7-46.5
2016年:マジックタイム:1.33.6 12.4-10.8-11.4-11.8-11.9-11.7-11.9-11.7(良) 46.4-47.2
2015年:シングウィズジョイ:1.35.7 12.6-11.2-12.1-12.5-12.7-12.0–11.1-11.5(良) 48.4-47.3
☆傾向
①圧倒的にロベルト系の相性が良い。
重賞昇格後の過去5年全ての年で「父がサンデーサイレンス系、母がロベルト系」と言う馬が連対しており、その内4頭は母父シンボリクリスエスである。
- 2015年1着シングウィズジョイ(母父シンボリクリスエス)
- 2016年1着マジックタイム(母父ブライアンズタイム)
- 2017年1着、2018年1着ミスパンテール(母父シンボリクリスエス)
- 2019年2着エスポワール(母父シンボリクリスエス)
今年の登録馬で「父がサンデーサイレンス系で母父シンボリクリスエス」と言う条件に該当するのは14ランブリングアレーただ一頭。「父がサンデーサイレンス系で母がロベルト系」と言う条件だと5アンドラステ、シンボリクリスエスの血を持つ馬だと父の父がシンボリクリスエスである13シーズンズギフトが該当する。
②中山マイルらしく前傾ラップ。耐久力のある馬が狙い。
過去5年のラップの中で「テンの3F目」と「ラスト3F目と2F目の速い方」を比べた時、前者が速いラップが3例、後者が速いラップが2例でやや前傾傾向。特にここ2年はテンの4Fが45秒台とかなり速いペースになっておりハイペースに対応できる耐久力のある馬が有利。
③テンの1F以外は11秒台をキープ!スピード優位のレース。
過去5年の平均ラップを見るとテンの1F以外は全て11秒台と完全にスピード優位のレースになっている。11秒台前半の最高速を出せる必要はないがパワー型の馬にはちと厳しそう。
データ的にはランブリングアレーとなるが……
館山さんのおっしゃるデータとは「父がサンデーサイレンス系で母父がロベルト系」ってやつですよね。
その中でもとりわけ成績の良い「父サンデーサイレンス系、母父シンボリクリスエス」だね。今年はランブリングアレーが該当する。
要するにランブリングアレーから行くのが「順張り」で、そこ以外から行くのが「逆張り」ってことですね。館山さんはどちらで行かれるんですか。
今年は逆張りで行こうと思う。理由は「ハイペース実績」はあるけど「スピード競馬の実績」が気がかりな点かな。
順を追って説明すると、まずターコイズSで上位争いをするのに必要なのは「前傾ラップでの実績」。最近俺っちは前傾ラップを判別するうえで「テンの3F目」と「ラスト3Fの中で一番速いラップ」を比較する方法が有効なんじゃないかと考えて実践してるんだけど、このやり方で前者の方が速いラップ、かつ前半4Fが47秒を切るラップで好走(勝利orオープン2着以内)経験がないを馬券検討圏内から外した。それが1レッドレグナント、3フェアリーポルカ、9アロハリリー、11サンクテュエール、12クリスティの5頭。
ただ、クリスティに関してはキズナ産駒だからこういう条件をこなしてもおかしくないし、能力的には間違いなく重賞級だからちょっと気になってる。ここで好走できるようだと来年のヴィクトリアマイルでも面白い存在になると思う。
残る11頭の条件を満たすレースを調べて、そのレースのラスト4Fを比べた時、「ラスト4F全て11秒台」「ラスト4F中3Fが11秒台」「その他」に分ける。
ラスト4F全て11秒台
7ドナウデルタ:該当レース19年1勝クラス(芝1400m):12.3-10.4-11.2-11.8-11.6-11.5-11.7
13シーズンズギフト:該当レース20年NZT(芝1600m):12.3-10.9-11.0-11.7-11.7-11.9-11.8
15スイープセレリタス:該当レース19年1勝クラス(芝1400m):12.1-10.7-11.1-11.5-11.3-11.9-11.9
ラスト4F中3F11秒台
2シャインガーネット:該当レース20年ファルコンS(芝1400m):12.1-10.7-11.0-11.7-12.1-11.5-12.2
4ビッククインバイオ:該当レース20年相模湖特別(芝1400m):12.2-11.2-11.2-11.4-11.3-11.5-12.5
5アンドラステ:該当レース19年2勝クラス(芝1600m):12.6-11.0-11.3-11.8-11.8-11.7-11.8-12.4
8スマイルカナ:該当レース20年京成杯AH2着(芝1600m):12.4-11.1-11.5-11.7-11.6-11.7-11.7-12.2
10モルフェオルフェ:該当レース20年立志S(芝1600m):12.2-11.1-11.4-11.7-11.7-11.8-11.5-12.7
16トロワゼトワル:該当レース20年京成杯AH(芝1600m):12.4-11.1-11.5-11.7-11.6-11.7-11.7-12.2
その他
6インターミッション:該当レース20年アネモネS(芝1600m):12.3-11.1-11.3-11.8-11.8-12.3-11.9-13.0
14ランブリングアレー:該当レース20年垂水S(芝2000m):12.4-10.5-11.9-11.8-11.8-12.2-12.0-12.1-12.0-12.4
こうすることで「前傾ラップで後半までスピード勝負」と言うレースの適性をっ見れると思うんだけど、それに当てはめるとランブリングアレーは前半が速い場合は後半の上がりが遅くなる傾向になっていたから、マイルのスピード勝負はやや不安が残るかな。
それならシンボリクリスエスの血を持ちつつもマイルの前傾スピード勝負で実績のある
13シーズンズギフト
が有力かな。前走の大敗は明らかにオーバーペースが原因だからノーカウントで良いと思うし。
印
◎13シーズンズギフト
〇15スイープセレリタス
▲14ランブリングアレー
△7ドナウデルタ
×15アンドラステ
×216トロワゼトワル