【競馬予想】買いたくない理由は見つかるのに買いたい理由が見つからない【エリザベス女王杯】

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
今日は古馬牝馬の女王決定戦、エリザベス女王杯の予想をしていきます。
ところで、速人さんにとって「思い出のエリザベス女王杯」ってありますか?

そうだねぇ~。
2001年のトゥザヴィクトリーが勝ったレースは残り200mから先頭争いが二転三転する大接戦で見ごたえがあったし、2008年のレースは、ポルトフィーノの落馬もそうだけど、それまで追い込み一手だったリトルアマポーラで平然と好位をとって勝ち切ったルメールの手腕にびっくりしたなぁ~。
ビックリしたと言えば翌年のクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの「いったいった」になったレースも驚いたなぁ~。
晴香ちゃんはどうなの?

私は2004年2005年のレースですね。
勝ち馬もそうですが、2着馬のあまりの美しさに見惚れてしまいましたね。

あっ、そう。
じゃあ、もう早速予想に行くよ。

いや、反応薄過ぎでしょ( `ー´)ノ。

過去5年ラップタイム

白…1勝クラス
黒…2勝クラス
赤…3勝クラス

傾向①典型的持続力ラップ

過去5年の阪神芝2200mのラップ傾向を見ると残り1600m地点を頂点に、そこからジワジワペースが上がる典型的持続力ラップ。ロングスパートに耐えうるスタミナが必要で2000m、あるいはそれを超える距離で実績のある馬を積極的に狙いたい。

傾向②今の阪神の芝ならパワー型有利?

ラスト4Fの数字を見ると、3勝クラスで11.9-11.6-11.5-11.8と11秒台好ハロンが4F続く数字。ある程度スピードは問われるだろうけど、11秒台前半が出てくる可能性は低く、それなりにパワーも問われる印象。

どっちつかずですね。

ただ、この秋の阪神開催を見ると「ラスト1Fでガクっとラップが落ちるレース」が非常に多いんだよね。残り200mに坂があるから当然と言えば当然なんだけど、今年はこの傾向がより顕著な気がする。
それを考慮すると今年はスピード型よりもパワー型がやや優勢と見ている。

傾向③血統⇒勝ち数だけならディープインパクトだが……

2016年1月以降の阪神芝2200mの成績を見ると、ディープインパクト産駒が13勝と勝利数堂々のトップ。2位のキングカメハメハ・ハーツクライ・キズナが4勝だけに、一見この数字は圧倒的に映る。
しかし、ディープインパクト産駒は出走数自体も2位以下の馬の倍、あるいはそれ以上あるし、単勝回収率自体も87%と高い数字ではあるけれど「絶対買い」と言うレベルではない。

「率」に目を向けるのであれば注目すべきはキズナ産駒。勝利数は4勝だが、出走頭数は18頭なので勝率は22%。この数字はディープインパクト産駒の13%より高い数字。
回収率も単勝で100%を超える186%を記録しており、期待値としてはディープインパクト産駒よりも高いと言えそう。
今回の出走馬では、5ステラリア7シャムロックヒル16アカイイトが該当。

傾向④騎手⇒驚異の複勝率66%超えの騎手とは⁉

同期間の騎手成績を見ると、勝利数トップは11勝の川田将雅騎手。単勝回収率も100%を超えており「素直に買い」のジョッキーだけど、先週海外に渡航していたため今週の騎乗は不可能。

今回騎乗するジョッキーに絞れば注目すべきは8テルツェットに騎乗するミルコ・デムーロ騎手
複勝率は68.4%と2/3を超える高い数字を残している。複勝回収率も100%を超えているから、3連系の馬券の軸としては信頼度がかなり高い。

人気2頭は買わない宣言!!その理由とは⁉

今回、特に人気が予想されるのが1レイパパレ3アカイトリノムスメ。しかし、この2頭については速人さんはこう仰っています。

単刀直入に聞きます!
この2頭を買わない理由は何でしょうか?

そうだね。
まずはレイパパレ。
この馬はやっぱり2200mになってからのパフォーマンスの低下が気になる。

2走前の宝塚記念は「スローの2番手」と言う絶好位置につけながら、クロノジェネシスに交わされるどころか、逃げたユニコーンライオンすら捕えきれなかった。
個人的には宝塚記念で2着に来たとは言えユニコーンライオンはG1では一歩足りない馬だと思っていたし、今もその考えには変わりがないから、この敗戦は大いに不満の残る内容。
前走のオールカマーも、直線一旦は先頭に立ちながら、残り200mで止まって馬券圏内すら確保できない4着敗戦。正直2200mは気持ち長いんじゃないかと言う気がしてる。

これで人気が落ちているなら押さえてもいいかなと思うけど、人気上位なら”うま味”はないかなと思う。

では、一方のアカイトリノムスメはどうでしょう?
レベルが高いと言われる3歳牝馬のG1秋華賞を勝っての参戦ですが。

3歳牝馬はともかく、秋華賞のレースレベルはそんなに高いと思えないんだよなぁ~。少なくともレースのラップと言う観点なら、俺っちは間違いなく低評価をつけるレース。

どういう観点が良くないんでしょうか?

このレース、前半1000mは1.01.2とG1としてはのスローペース。
残り1200mからペースが上がってラスト6Fは
12.3-12.0-11.5-11.3-12.3-12.9
一般的にスローペースだと後半で1番速いハロンタイムは残り400m~200mのラスト2F目に来ることが多いんだけど、このレースはそれがラスト3F目に来ている。つまり、ペースが上がるタイミングが遅いにもかかわらず、ペースが落ちてくるのも早い各馬、良い脚を短くしか使えていないと言えるんじゃないかと思う。持続力が”証明できない”レースではなく、”疑問符がつく”と言っていいレースラップ。

このことは、距離が200m伸び、より持続力を問われるエリザベス女王杯では致命的な欠点になりかねない。「3歳牝馬が強い」と言う個別に馬を見るんじゃなくて、全体を見ての評価で人気が上がるんなら、正直あんまり買いたくないかな。

だからと言って買いたい穴馬もいない。それが悩ましいところ。

では、逆に「これは買いたい」と思える馬はいますか?

正直そんな馬がいたら「人気馬の買いたくない理由」じゃなくて、「その馬の買いたい理由」をまず書いてるよ!
そういう馬を発掘できなかったから「人気馬を買いたくない理由」を書いてんだよ!
だから、このレースはぶっちゃけ全く自信がない!!
来週はマイルCSのサトノウィザードと赤松賞のモカフラワーで大勝負したいからここは「見」もありかもわからん。

まぁ、そう言わずに。
せっかくのG1なんですから何か買いましょうよ。

そうやねぇ~。状態不安説がなければ、この秋のG1の好調ぶりを信頼して9ウインマリリンと横山武史騎手を信じるのも手かなと思うんだけど……。

もうこうなったらとにかく穴狙いで7シャムロックヒル11ソフトフルートを狙ってみる。

シャムロックヒルは阪神芝2200mと好相性のキズナ産駒。自身も2勝クラスを阪神芝2200mで勝っている。
マーメイドSは
12.6-11.1-12.4-12.4-12.3-12.3-12.0-11.7-11.6-12.0
と残り1600m地点から最後の200mまで一度もペースが落ちないパワー型持続ラップ。今の阪神芝2200mに合う適性はありそう。

ソフトフルートは2勝クラス、3勝クラスの勝利がともにラスト5F11秒台と言うスピード型持続力ラップ。とは言っても11秒台前半の速い脚は使えないので今の馬場でも十分適性の範疇だと思う。
元々去年の秋華賞3着馬で、去年のエリザベス女王杯も6着と大敗しているわけではないし、十分チャンスはあると思う。

◎7シャムロックヒル

〇11ソフトフルート

△2クラヴェル

△9ウインマリリン

△15ウインキートス

推奨買い目

複勝:7,11 各400円

3連複(フォーメーション):7,11-2,7,9,11,15-2,7,9,11,15 各100円