【競馬予想】風の中の昂【桜花賞】

こんにちは!館山速人です。よろよろです~。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログではクラシック第一弾・桜花賞の予想をしていきます。

館山速人は―――、
苦しんでいた―――。

!?

重賞が全く当たらない―――。
競馬をはじめてこんなに苦しんだ日々はなかった―――。

現状を打破すべく、館山速人はターゲットやJRAVAN、自身の蓄積したデータと睨めっこを続ける―――。
果たして館山速人は万馬券を掴めるのか―――。
これは、競馬と言う大きな闇に立ち向かう、一人の男の物語である―――。

ど、ど、どうしちゃったんですか、速人さん!?

はっΣ(゚Д゚)。
またしても正気を失っていたよΣ(・ω・ノ)ノ!
では早速予想に入っていきますか。

いや、切り替え急すぎるだろ( `ー´)ノ。

過去5年勝ち時計&ラップタイム

傾向①ラップ⇒馬場状態によって傾向は変化。当日の天気で慎重に判断

まずは過去5年(2017年~2021年)の桜花賞のラップ傾向を見ていきます。
桜花賞のラップ傾向は「良馬場か否か」によって大きく異なります。

まずは良馬場。良馬場の年は上がり3Fに少なくとも1Fは11秒台前半のハロンタイムが出ています。年によっては10秒台のハロンタイムが出ることもあり、良馬場の年は”いかに速い上がりを使えるか”がポイントになってきます。
事実、過去10年(2012年~2021年)の桜花賞で良馬場だった年に「レース最速上がりを記録した馬」の成績は【4/3/0/2】と好成績で、速い上がりを使えることは勝利に直結すると言えそうです。
良馬場の年の勝ち馬3頭は①レースの上がり3Fに11秒台前半が2F以上自身の上がり3Fが33秒台と言う2つの条件を満たしたレースで勝利経験がありました。この条件を満たすレースで実績のある馬は積極的に狙いたいところです。

また、上がり3Fが速い=後傾の前有利な流れと言うイメージとは裏腹に先手を取った馬の成績は悪いです。
過去10年の桜花賞で良馬場だった年の「4角順位3番手以内だった馬」の成績を見ると【3/1/0/25】。複勝率は18%と高くなく、回収率は単勝が59%、複勝が23%とかなりの低水準と言える数字です。
先行馬を狙うのはあまりお勧めは出来ません。

一方、稍重、もしくは重馬場だった年のラップ傾向は良馬場の年とは異なり、ゴールが近づくにつれてラップタイムが遅くなる耐久戦の様相を呈しています。この年の好走馬の傾向としては、
2017年1着レーヌミノル 小倉2歳ステークス1着
2020年2着レシステンシア ファンタジーステークス1着
2021年3着スマイルカナ フェアリーステークス1着
淀みない流れを前受けして好走できるイメージが出来る馬が好成績を残しています。 

また、これは血統の領域の話になりますが、稍重、重馬場だった年はいずれもダイワメジャー産駒が連対しており、雨が降ったらダイワメジャーを狙えと言っても過言ではないでしょう。

傾向②血統⇒〇:エピファネイア産駒 ×:ジャスタウェイ産駒

続いて過去10年(2012年~2021年)の桜花賞の血統傾向を見ていきます。
馬券に絡んだ回数で見れば圧倒的に多いのはディープインパクト産駒。成績は【4/5/2/28】と10年で11度馬券に絡んでいます。しかし、複勝率にすると28.2%とそれほど高いと言える数字ではなく、回収率に関しては単勝が70%、複勝率が100%と「相性が良い」部類には入ると思いますが、必ずしもディープインパクト産駒を中心に狙わなくてはいけないと言うほどではないと言えるでしょう。

阪神芝1600m全般の成績を見てみると、注目すべきはエピファネイア産駒の成績。今回桜花賞に登録のある馬の父馬の中で過去5年の阪神芝1600mの複勝率のランキングを見ると、エピファネイア産駒が1位の36.3%(出走数が1しかないロゴタイプは除く)となっています。回収率ベースで見ると複勝回収率が139%、単勝回収率は驚異の325%を誇っており、このコースの相性は抜群と言えるでしょう。

逆に今回桜花賞に登録のある馬の父馬の中で過去5年の阪神芝1600mの複勝率のランキングで複勝率のワーストを記録したのがジャスタウェイ。成績は【1/2/5/51】と59度の出走機会がありながら、勝率は僅か1.7%。当然回収率も還元率80%を大きく下回る数字になっており、大きな減点材料と言えそうです。

傾向③前走⇒チューリップ賞組はジワジワと成績を落としている。

次に過去10年(2012年~2021年)の桜花賞の前走傾向を見ていきます。
前走のレースで最も馬券に絡んだ数が多いのはチューリップステークス組。通算【5/7/6/29】と実に15度馬券に絡んでいます。
しかし、過去5年に限ると勝ち馬は1頭も出ておらず近年は成績を落とし気味です。過信は禁物なデータと言えそうです。

一方で、10年変わらず成績が上がっていないのはフィリーズレビュー組アネモネステークス組
フィリーズレビュー組は過去10年【1/0/2/49】。勝率は1.9%、複勝率は5.8%と主要トライアル組の成績としては惨憺たる成績と言えるでしょう。
アネモネステークス組はさらにひどく【0/0/0/23】と馬券に絡んだ馬は1頭もいません。
この2レースは桜花賞のような「上がりの速いレース」になりにくいことがこの残念な成績の要因となっていると考えられます。重馬場になった場合は「上がりが速い」と言う傾向が薄まるのでこのデータもある程度軽視しても良いかもしれません。

また、前走の着順も重要でチューリップ賞以外で4着以下に敗れた馬は過去10年で馬券に絡んだことがなく該当する馬は大幅な割引が必要でしょう。

傾向④人気⇒1番人気の成績はかなり悪い

過去10年の桜花賞の1番人気馬の成績を見ると【1/3/1/5】と1勝のみ。その1勝も単勝1.2倍のハープスターだったので単勝回収率はたったの12%。複勝回収率も63%しかなく、1番人気の信頼度は低いレースと言えるでしょう。

これらの傾向をまとめるとこんな感じです。ちなみに日曜日の天気は晴れっぽいので良馬場を前提とした予想をしていきます。

これを今年の出走馬に当てはめるとこんな感じです。

今年は魅力的な穴馬がたくさん

さて、これらの傾向を踏まえて今年の桜花賞はどうでしょう?

中心は16サークルオブライフ18ナミュールだと思う。

サークルオブライフはとにかく弱点が少なそう。
中山のマイルを早めに捲って坂でさらに加速できる持続性やコーナーリング性能の良さもあるし、かと言って直線での加速力も感じさせる。イメージ的には国枝厩舎の大先輩であるアパパネを彷彿とさせる馬。
前哨戦は負けたけど、トライアルの緩い流れより本番の淀みない流れの方がこの馬には合っていると思うし、巻き返しは必至だと思うよ。

ナミュールは何と言っても破壊力が武器。
前走のチューリップ賞は「今年の牝馬クラシックはこの馬で決まり」と思う人が多くいても不思議じゃないくらい圧倒的な末脚だったし、デビュー戦で魅せたラスト2F10秒台の末脚、赤松賞の淀みない流れでもついていけるスピードは桜花賞1番人気に相応しい能力だと思う。

とまぁ、固くいくならこの2頭だけど今年は魅力的な穴馬が多い。
多少買い目が増えても穴っぽいところから広めに流すと言う作戦はありだと思うよ。

ではその魅力的な穴馬について教えてください。

気になる穴馬は計4頭。

まずは8スターズオンアース
5戦して1勝ながら全てで馬券圏内に入っている安定感は魅力。個人的にはこの馬には1998年のクラシックで活躍したエアデジャヴーの姿が重なる。
切れ味と言う点では未勝利戦を勝った時に
12.4-11.4-12.0-12.1-12.5-12.4-11.4-11.3-11.8
と上がりの速いラップを33.9で差し切っており、阪神芝1600mの適性は十分ありそう。鞍上の川田将雅騎手の阪神芝1600mの成績はここ3年で複勝率60%を超えており騎手の面から見てもこのコースは相性が良い。十分に争覇圏内にいる馬だと思う。

続いて17フォラブリューテ
母は2008年のマイルCS勝ち馬ブルーメンブラットと言う良血馬。デビュー戦は
12.5-11.5-12.4-12.8-12.1-11.2-11.1-11.4
と後半3F全て11秒台前半でそのレースを差しきりで勝っているのは、切れ味と言う点だけでなくこの馬の素質自体に高い評価ができる内容。
父エピファネイアは前述のとおり阪神芝1600mで抜群の成績を残している。
騎手は言わずと知れたクリストフ₌ルメール。はっきり言って「G1でルメール騎手が騎乗する馬の単勝オッズが(前日段階で)30倍を超えている」なんてそうそうないこと。騎手を重視する方であればこんなに妙味がある話はないと思う。
それに見方によっては「天下のノーザンファームがルメールをこの馬に乗せることにした」と言う事も出来る。「ノーザンファームの本命馬」はナミュールやプレサージュリフトではなくこの馬なのかもしれないよ。

続いて13ラズベリームース
この馬は未勝利戦のタイムが優秀。1.33.9は去年の秋に東京マイルで勝っているサークルオブライフ(1.34.0 アルテミスステークス)、ナミュール(1.33.8 赤松賞)と比べても差がない。2歳のマイル戦で1分34秒を切るレースは過去10年で15例しかなく希少価値も高い。鞍上の池添謙一騎手は過去10年の桜花賞のうち7回に騎乗し3度馬券に絡んでいる相性の良いジョッキー。勝負強いジョッキーが騎乗するのは穴馬としては心強いところ。

最後に15アネゴハダ
この馬は前走フィリーズレビューの内容が興味深い。
フィリーズレビューのラップは
12.0-10.5-11.0-11.4-11.5-11.7-11.8
典型的なハイペースの消耗戦で上位は差し馬が独占した。そのレースでアネゴハダは唯一先行勢で掲示板に載っていた。切れ味と言う面では見劣るかもしれないけれど、スタミナやパワーならこのメンバーでも上位争いできるポテンシャルはある。
ぶっちぇけこの馬は「雨が降った時」の消耗戦要因として穴で狙おうと思っていた馬だから晴れているとやや狙いとしては落ちるんだけど、この人気なら3連複の端っこには押さえておきたいなと言う魅力はある。

馬券はこの穴馬4頭とサークルオブライフとナミュールの2頭を中心に組み立てたいと思うよ。

◎8スターズオンアース

◎13ラズベリームース

◎17フォラブリューテ

△16サークルオブライフ

△18ナミュール

☆15アネゴハダ

推奨買い目

ワイド(フォーメーション):8,13,17-8,13,16,17,18 各100円

3連複(BOX):8,13,15,16,17,18 各100円

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