館山速人億万長者への道その③~フィリーズレビュー予想~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。日曜日の阪神メインは桜花賞トライアルのフィリーズレビューです。館山さんの「億万長者チャレンジ」の第3弾ですが、土曜日でその計画は破綻していますね。

やかましわ。( `ー´)ノ

まぁ、日曜日は巻き返せるように頑張るから、張り切って予想していくよ。

過去5年時計&ラップタイム

2019年:ノーワン・プールヴィル:1.22.0 12.2-10.8-11.9-11.9-11.7-11.3-12.2(稍重) 34.9-35.2

2018年:リバティハイツ:1.21.5 12.3-10.3-11.1-11.7-12.0-11.9-12.2(良) 33.7-36.1

2017年:カラクレナイ:1.21.0 12.0-10.2-11.3-12.0-11.8-11.7-12.0(良) 33.5-35.5

2016年:ソルヴェイグ:1.22.1 12.2-11.2-11.6-12.2-11.7-11.5-11.7(良) 35.0-34.9

2015年:クイーンズリング:1.22.5 12.2-11.0-11.5-12.0-11.7-11.8-12.3(良) 34.7-35.8

※見方…年度:勝ち馬:勝ちタイム ラップタイム(馬場) 前半4F‐後半4F

☆傾向

①1200m戦ほど「極端に速い」と言う事はないが全体的に前傾のやや速い流れになっており、追走にやや脚を使うイメージ。なのでスローの瞬発力勝負でしか実績のない馬は軽視したい。具体的にはテンの2F目が11秒台前半、3F目が11秒台後半くらいのペースでの実績は欲しい。

②上がりはやや時計がかかっていることが多く、直線はスパートしてからの切れ味より道中のスピードを維持できる耐久力の方が重要視されるイメージ。

何となく土曜日のファルコンSに近いイメージですかね。

そうだね。ただ、ファルコンSほど前半のペースが厳しくなる感じはしないから、「ガッツリスプリンター」ってタイプの馬よりは、「1400mベストの馬」もしくは「1400mもこなせるパワー型マイラー」と言う狙い目になってくるかな。

狙いは前走の敗因がハッキリしている2頭

では、館山さんの本命馬を聞かせてください。

ここでプッシュしたい馬はファルコンSと同じように2頭いるから順番に紹介していくね。

まず1頭目、

これは、先週のチューリップ賞でも「狙いたい」と言っていた

5エーポス

だよ。

この馬は前走エルフィンSの内容が秀逸。

エルフィンSと言えば2007年同レースウオッカの勝ちタイム1.33.7を上回る1.33.6で決着したことで話題になったレースですね。館山さんもこのレースを見て桜花賞の本命をデアリングタクトと早々と宣言されたくらいですから。

そうそう。このレースでエーポスは道中2番手から競馬を進めているんだけど、このレースで4角3番手以内につけた他の馬(JRA公式発表に準ずる)は12頭中それぞれ8着、9着、10着、12着と下位に沈んでおり、先行馬に厳しいペースだったことが推察される。

そんな中、エーポスだけが掲示板内の4着に踏ん張っている。この時はかなりの外差し馬場だったし、先行・内が不利な中でこの着順は相当に価値が高いと見る。実際、この馬自身のエルフィンSの走破時計1.34.8も過去30年のエルフィンSの勝ち時計の比較で言うと4位タイに入る好タイム。それだけ中身のある競馬をしていると思うよ。

そう聞くとなんだか凄いような気がしてきました。

でしょ~。ただ、エーポスに関してはそれだけじゃない。

過去30年のエルフィンSで勝ち時計が1分35秒を切ったのは、今年を含めてわずか4回しかないんだけど、それらのレースで「3角3番手以内で掲示板に載った馬」は3頭いて、それぞれ、

2006年4着シェルズレイ(3角順位②)……同年チューリップ賞2着など重賞2着2回

2011年2着ノーブルジュエリー(3角順位②)……2014年洛陽S(OP)1着

2011年3着グルヴェイグ(3角順位③)……2012年マーメイドS1着

と全馬オープンで活躍している。エーポスの出世も約束されたようなものだと思うよ。

こういう傾向になるには何か理由があるんでしょうか?

勝ちタイムが速くなるには逃げ馬がそれなりに速いペースで引っ張って、それを後続の馬が無視せずある程度追いかける展開になる必要がある。そうなると必然的に先行する馬には厳しい流れになるから、そういう流れで好走した馬は力があるという事だと思うよ。

もう1頭は

14マテンロウディーバ

この馬は紅梅Sの時もプッシュしていた馬なんだけど、新馬戦のラップが抜群に良い。

新馬戦のラップは12.6-10.9-11.7-11.9-11.9-11.4-11.9ですね。このラップの良い所と言うのはどこでしょう。

何と言っても12秒を切るラップが6Fも続いている点だね。これを満たすようなラップはここ10年の阪神芝1400mの新馬戦ではわずか3例のみ。その内2レースは馬場が良くなりやすい9月の開催でのもので、12月の開催で言えばこの馬が唯一の存在。それだけで、この馬の新馬戦でのラップがいかに優れていて希少価値が高いかわかると思う。

この「11.9以内のラップを6F以上続けたレースで新馬勝ちした馬」というラップ構成を京都1400mで満たした馬とするとモーリス、コパノリチャード、タマモベストプレイなど活躍馬が多く、出世する馬を見分ける一つの指針と言っても良い。

さらに言えば、マテンロウディーバの新馬戦のラップはフィリーズレビューの過去の傾向「やや前傾傾向」「上がりがかかる耐久力勝負」と重なる部分も多い。ポテンシャルだけでなく、このレースに対する適性も高いと思うよ。

ですが館山さん。前走の紅梅Sでは3着と敗れています。前走の敗因についてはいかが見られますか?

このレース、前半3Fが37.2、前半4Fが49.6とかなりのスローペース。それを後方からレースを進め、馬群に入れたがために4コーナーまで動くに動けず直線に入ってからやっと追い出して5~6頭分外に出した上に、外に出してからも内の馬に寄られる不利があった。

これだけチグハグなレースをしたんだから負けたのは仕方ない。むしろよく3着まで持ってきたなとも思える敗戦だったよ。

なるほど。前走は敗因がハッキリしておりそれを理由に評価を落とす必要はないという事ですね。では、その2頭を軸に流すという形ですかね?

いや、その2頭にヤマカツマーメイドを加えた3頭を中心に買いたいね。ヤマカツマーメイドもりんどう賞で6F11.9以内のラップを持続するレースで勝っているし、このレースは上がりのかかる耐久力勝負。フィリーズレビューの適性にぴったり一致するしね。

◎5エーポス

〇14マテンロウディーバ

▲7ヤマカツマーメイド

△1カリオストロ

✕3フェアレストアイル

買い目

単勝:5,14

馬連(BOX):5,7,14

3連複(フォーメーション):5,7,14-5,7,14-5,7,14,1,3

3連単(フォーメーション):5,14→5,7,14→5,7,14,1,3