今年の牝馬はハイレベル⁉~ファルコンS回顧~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。本日のブログでは、土曜に行われたファルコンSの回顧を行っていきます。

時計&ラップタイム&総評

勝ちタイム:1.21.3 ラップタイム:12.1-10.7-11.0-11.7-12.1-11.5-12.2 前半3F‐後半3F:33.8-35.8

ゲートが開くや否やデンタルバルーンがハナを主張して単騎逃げの形に持ち込む。後続を前半3F33.8のハイペースで飛ばして逃げるものの、早めに手ごたえが怪しくなる。

4コーナー手前でビアンフェとセイウンパワフルの2頭が逃げるデンタルバルーンを捕らえに行くも、それでもまだ仕掛けが早かったようで、直線はその後ろでワンタイミング仕掛けを遅らせたシャインガーネットとラウダシオンが強襲。

直線は2頭の一騎打ちの様相を呈するも、最後はシャインガーネットが力強く抜け出して1馬身1/4差で快勝。ラウダシオンは2着となった。

勝ったのはフェアリーS4着のシャインガーネットでした。

好位でスムーズに競馬できたのも大きかったろうけど、このハイペースをスムーズに追走しながらも、直線しっかりと伸びていたし強い内容だったと思うよ。

過去に赤松賞を切れ味勝負で勝っているとはいえ、この日の走りとオルフェーヴル産駒であるという事を考えると、ハイペースの追走も苦にしない耐久力型のパワータイプと言う印象。

今後どの路線で活躍しそうでしょうか?

上がりがかかれば1200m~1800mくらいまで幅広く対応できそうなイメージ。ただ、春のG1戦線で言うと、桜花賞やNHKマイルカップだとやや切れ負けするかなと言ったところだよ。

ただ、今年はレシステンシア、デアリングタクトと牝馬の層が厚くてレベルが相当高い気がする。こういう年のNHKマイルカップは牝馬が勝つことが多いんだ。

例えば、ダイワスカーレット、ウオッカの世代はピンクカメオがNHKマイルカップを制したし、リスグラシュー、ソウルスターリングがいた世代はアエロリットが勝っている。そう考えると、今年のNHKマイルカップはシャインガーネットも含めた牝馬に注目してみるのも良いと思うよ。

2着のラウダシオンについてはいかがでしょう。

この馬はシャインガーネットに比べると伸びが一息だったことからやや距離適性が短めなんじゃないかと思う。1200m~1400mがベストってイメージかな。

その他に気になった馬はいますか?

9着のビアンフェと10着のセイウンパワフルは速い流れを自分から動いた分最後に脚は上がってしまったけれど、着順の印象程悪いレースではなかったと思うよ。次に1200m戦とかに出てきて、この敗戦が原因で極端に人気を落とすようであれば狙ってみたいね。

まとめ

1着 シャインガーネット

◆ハイペースで追走しても後半の末脚が衰えない耐久力と荒れ馬場も苦にしないパワーの持ち主。

◆赤松賞を勝っていることからもそれなりに切れ味はありそうで、活躍の場は広そう。

◆上がりのかかる1200m~1800mがベストと言うイメージ。

2着 ラウダシオン

◆こちらも耐久力とパワーを売りにしていくタイプっぽいが、シャインガーネットよりやや距離適性は短めか。

◆距離は1200m~1400mくらいが良さそう。

9着 ビアンフェ

10着 セイウンパワフル

◆いずれの馬もハイペースを早めに逃げ馬を捕らえに行く厳しい流れの競馬をしている。着順の印象ほど内容は薄くなく、次走人気落ちで1200m戦に出てくれば狙い目。